紗季さん 小説家デビュー
躊躇するご本人を無理矢理説得してアップです
紗季さんの処女作・・・なのか?・・・ま こまかいことはいっかw・・・ですw
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――風の歌が聞こえる。
それは調子外れの口笛のように甲高く、かすれた音を残して、遠くへと響いた。布赤は顔を上げた。
そして、目深にかぶった編笠を指先であげて、目を細めた。
――ふと、あの女のことを想い出した。
自分の腕の中で死んだ、あの女は自分のことを許してくれるだろうか。そんなことを、ふと、想った。
冬の陽射しは、あまりに遠く、そして弱かった。薄水色の空のなかを、滑り落ちるように千切れ雲が駆け抜けてゆくのが見える。
「ひとりで来たのか?」
諸葛が言った。風は強かった。
あたりは、人の背丈ほどもある枯れた葦に覆われている。その一面の葦原は、強い風が吹き抜けるたびに黄金色に波打ち、紙細工のような乾いた音をたてた。
諸葛の後ろには、男たちの群れがたたずんでいる。貿易の障りとなるお馴染みの者たちだ。
男たちの群れは思い思いの武器を手に、布赤を見つめている。
あのとき、あの女は湿った息を漏らしながら、呟いていた。
「……助けて、わたしを助けて」
あのとき、あの女は血の混じった吐息を漏らし、そう呟きつづけていた。
気づいた時、
――雪が斬られていた。
女は、二、三度、体を反らし、息を吸おうと口を一杯に開いた。
そして、もう一度、同じ言葉を繰り返そうとし、目を見開いて、こと切れた。
傾きかけた冬の陽射しが、並び立つ葦の細い線のような隙間から、瞬くように白熱色の漏れを投げかける。
「……なぜ殺した」
布赤は腰に差した剣に手を伸ばした。
男たちの群れが動き始めた。葦原を揺らし、円を描き、獲物を仕留める餓狼のように布赤を取り囲んだ。
「さあな、忘れたよ。そんな昔の女、覚えているのは、貴様だけだ!」
――シウタ。今こそ、お前の仇をうつ!
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すごいでしょー 文章力がプロみたいw
おおおおーーー
で 作者のあとがきがこれですw
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ぐああああ 恥ずかしい~~~
布赤(ブレッドさん)諸葛(臥龍怜さん)でした~ 分かる人には分かるかw
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うーん あとがきはよく分からないw
でも かっこいーじょーーーーw
ギルメンの多彩さと多才さに驚かされましたw
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